はじめに
昇格試験で「プレゼンをする」と聞いたとき、何をどう話せばいいのか、どこまで準備すればいいのか、不安になる方は少なくありません。
昇格試験のプレゼンは、以下のようなテーマがよく出題されます。
- これまでの業務成果
- 自部門の課題と改善策
- 管理職として期待される役割
- 中期経営計画達成のための取り組み
これらは、テーマが違っても、評価されるポイントやプレゼンの組み立て方には共通点があります。
この記事では、プレゼン形式試験の評価されやすい構成と話し方に絞って解説します。
プレゼン形式試験の全体像や準備の進め方については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考になさってください。
👉 プレゼン形式試験の準備と考え方
昇格試験のプレゼンで見られているポイント
昇格試験のプレゼンで評価されているのは主に3点です。
- 1.課題をどう捉えているか
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現状を表面的に語っていないか、本質的な論点を押さえているかが見られます。
- 2.管理職としての視点で考えられているか
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個人プレーや担当者目線にとどまらず、組織全体への影響を意識できているかが重要です。
- 3.考えを構造的に伝えられているか
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聞き手が理解しやすい順番で話せているか、話の飛躍がないかが評価に直結します。
この3点を押さえる上で、構成と話し方は大きな意味を持ちます。
どのテーマにも使えるプレゼン構成
昇格試験のプレゼンは、テーマが異なっても課題解決型の構成が最も安定します。
基本の流れは、以下の通りです。
- 現状と背景
- 課題(なぜ今取り組む必要があるのか)
- 打ち手(管理職としてどう動くか)
- 期待される効果とリスク
この構成は、さきほど挙げたすべてのテーマに共通して使えますが、話の重心をどこに置くかについてはテーマによって調整が必要です。
たとえば、業務成果がテーマなら前提となる要因分析を厚く、中期経営計画がテーマなら経営目標をどう現場に落とすかを厚くするなど、テーマに応じて比重を調整します。
管理職視点が伝わる話の組み立て方
評価を分けるのは、「何をやるか」よりも「どう考えているか」です。
管理職に求められるのは、本来、複数の論点を同時に捉える視野の広さです。
ただし、昇格試験のプレゼンでは、限られた時間の中で「どこに焦点を当てるか」という判断そのものが評価されます。あれもこれもと盛り込むのではなく、広く見た上で最も重要な課題を一つ選び、筋道立てて説明できているかが問われます。
次に、打ち手を施策の羅列にしないこと。なぜその打ち手を選んだのか、どのような優先順位で考えたのかを示すことが重要です。
さらに、効果だけでなくリスクにも触れること。想定される反対意見や難しさを把握しているかどうかは、管理職としての資質を見られています。
話し方で意識したい基本ポイント
話し方で大切なのは、上手に話すことではありません。
まず、結論を先に伝えること。最初に全体像が見えるだけで、聞き手の理解度は大きく変わります。
次に、情報量を意識すること。スライド1枚に詰め込むのではなく、話の区切りで整理します。
また、重要な言葉は繰り返すこと。伝えたいメッセージが何かを、はっきり残す意識が必要です。原稿を丸暗記する必要はありませんが、話の流れと要点は頭に入れておきましょう。
質疑応答を見据えたプレゼン設計
昇格試験では、質疑応答で評価が変わることも珍しくありません。
特に、「これまでに直面した困難」「反対意見への対応」「判断に迷った場面」は質問で深掘りされやすいポイントです。
プレゼン本体では簡潔に触れ、質疑で聞かれたら説明できる状態にしておくことが重要です。面接や質疑応答で聞かれやすい質問例については、以下の記事も参考になります。
👉 昇格面接の質問例10選と回答例
まとめ
昇格試験のプレゼンは、テーマが違っても、評価される構成と考え方には共通点があります。
大切なのは、課題をどう捉えているか、管理職としてどう動こうとしているか、それを構造的に伝えられているかという点です。
構成と話し方を整理するだけで、プレゼンの完成度は大きく変わります。
一方で、テーマの解釈や打ち手の妥当性など、一人では判断が難しい部分があるのも事実です。
不安がある場合や、これで本当に評価されるのか迷いがある場合は、第三者の視点で一度整理しておくことが、本番での安心感につながります。
準備の方向性に悩んでいる方は、ぜひ無料カウンセリングからご相談ください。
