昇格面接の質問例10選と回答例|更問いで深掘りまで対策

目次

はじめに

昇格面接が近づくと、「何を聞かれるのか分からない」「想定外の質問が来たらどうしよう」と不安になる方も多いと思います。

でも安心してください。昇格面接の質問への対応はある程度パターン化できます。まずは頻出の質問を知り答えの骨組みを用意するだけでも、面接での印象は大きく変わります。

一方で、合否を分けやすいのは「質問に答えられるか」だけではありません。面接では答えた内容をもとに深掘りの質問(更問い)があります。ここで話がぶれたり矛盾が出たりすると、評価が下がりやすいのが現実です。

この記事では、昇格面接でよくある質問例(頻出質問)を10個に絞り、各質問について「ポイント・短い回答例・よくある更問い」を1セットで整理します。


昇格面接の質問例10選(一覧)

まずは質問例10選を押さえ、後半で「ポイント→短い回答例→よくある更問い」の順で確認してください。

  1. 担当業務を教えてください
  2. 実績・成果を教えてください
  3. あなたの強みは何ですか?
  4. あなたの弱みは何ですか?
  5. 過去に最も困難だった仕事は?
  6. 関係者を巻き込んで成果を出した経験は?
  7. 部下・後輩育成で意識していることは?
  8. チームで成果を出すために、あなたが工夫していることは?
  9. 昇格を目指す理由は何ですか?
  10. 昇格後に実現したいことは?

自己紹介・最後の一言・逆質問について

「自己紹介」「最後の一言」「逆質問」は、別記事にて例文つきで詳しくまとめています。
👉 昇格面接は最初と最後が勝負!印象を左右する自己紹介・最後の一言・逆質問の例文と話し方のコツ


質問例10選を読む前に|答えがブレない2つのコツ

昇格面接でよく問われる質問には、答えがぶれないための共通ポイントがあります。

ここでは、どの質問にも共通する「答え方の整理」をご紹介します。まずは次の2つを押さえておきましょう。

  • 「いまの役割」と「昇格後の役割」を混ぜない
    現等級の成果を語る場面と、昇格後の貢献を語る場面を分けるだけで話が整理されます。
  • 抽象論ではなく「具体的な事実(数字・行動・工夫)」を入れる
    「頑張った」「意識した」といった精神論だけだと深掘りで崩れます。数字が難しければ、行動(何をどう変えたか)で具体化します。

昇格面接における評価項目を知りたい方は、こちらで詳しくまとめていますので参考になさってください。
👉 昇格面接で評価される項目5つ|面接官経験者が見ているポイントと対策


短くまとまる回答テンプレ(30秒)

昇格面接では、長く話すより「コンパクトでわかりやすい」ことが重要です。
以下でご紹介するPREP法は汎用的な型ですので、迷ったらまずはこの型で組み立ててください。

  • P(結論):まず一言で答える
  • R(理由):なぜそう言えるか(根拠)
  • E(具体例):事例・数字・行動を1つ
  • P(結論):最後にもう一度まとめる

質問別|答え方のポイントと更問い

冒頭で提示した質問例10選に対し、「ポイント」と「短い回答例(例文)」、そして「よくある更問い」を1つずつ紹介します。

担当業務を教えてください

💡 ポイント

経歴説明ではなく、業務内容+役割(連携/育成/改善など)を一言で入れる

✍️ 短い回答例

私は〔部署名/役職〕で主に○○の業務を担当しており、昨年は〔案件・テーマ〕で〔成果〕を達成しました。部署内では他部署との連携や後輩育成の役割も担っています。

よくある更問い

その役割で、あなたはどのような価値を提供できていますか?

実績・成果を教えてください

💡 ポイント

成果はできる限り数値で説明する

✍️ 短い回答例

昨年担当した○○プロジェクトでは、〔成果〕を実現しました。部門をまたぐ課題共有の場をつくり、関係者の意思決定を早めたことで△△という課題を乗り越え目標を達成することができました。

よくある更問い

成果につながった一番の要因は何ですか?

あなたの強みは何ですか?

💡 ポイント

強みは「性格」ではなく「仕事の行動」で言う

✍️ 短い回答例

強みは粘り強さと合意形成です。関係者の意見を整理し、落とし所を作ることでプロジェクトを前に進めてきました。

よくある更問い

その強みは、昇格後の役割でどう活かせますか?

あなたの弱みは何ですか?

💡 ポイント

弱みは「改善策」とセットで説明する

✍️ 短い回答例

弱みは慎重になり過ぎる点です。この改善のため、期限前レビューを設けて意思決定を前倒しにすることを徹底しています。

よくある更問い

その弱みが原因で困った具体例はありますか?

過去に最も困難だった仕事は?

💡 ポイント

失敗→改善→現在の成果(または再発防止)で簡潔に話す

✍️ 短い回答例

〔失敗事例〕では初期の情報把握が不十分で計画の遅れが出てしまいました。以後は1週間ごとに情報をアップデートし関係者と共有することで、合意形成の迅速化を図っています。

よくある更問い

その経験から何を学びましたか?

関係者を巻き込んで成果を出した経験は?

💡 ポイント

どのような関係者に、どのように働きかけたかを具体的に話す

✍️ 短い回答例

部門をまたぐ課題で意見が割れた際、論点を整理し、関係者が判断しやすい材料をそろえて合意形成を進めました。その結果、意思決定が早まり目標達成につながりました。

よくある更問い

合意形成に向けて一番工夫したポイントは?

部下・後輩育成で意識していることは?

💡 ポイント

一方的な指導ではなく、相手の考えを引き出す接し方ができていたか

✍️ 短い回答例

やり方を教える前に、狙いと評価基準を共有します。定例1on1でふり返りと次の一手を本人に言語化してもらう形を続けています。

よくある更問い

部下や後輩育成で苦労した経験は?

チームで成果を出すために、あなたが工夫していることは?

💡 ポイント

個人ではなく、チーム・組織視点で語る

✍️ 短い回答例

私は、チームで成果を最大化することを大切にしています。個々の成果だけでなく、情報共有や役割分担を整え、全体の生産性が上がるように工夫しています。

よくある更問い

上司と後輩・部下の間に考え方のギャップがある場合、どのように対応しますか?

昇格を目指す理由は何ですか?

💡 ポイント

自分の成長より「組織への貢献」を中心に語る

✍️ 短い回答例

これまでの経験を活かし、より高い視座で組織に貢献したいためです。〔テーマ例:生産性/品質/顧客満足度〕に関して○○を実現したいと考えています。

よくある更問い

そのテーマを選んだ理由(課題認識の根拠)は何ですか?

昇格後に実現したいことは?

💡 ポイント

上位職の視座で職場の課題を捉え、具体的な取り組みまで説明する

✍️ 短い回答例

昇格後は、単なる担当者ではなく、チームで成果を創出する役割が求められると考えています。課題は〔例:生産性/品質〕で、まずは〔現場でできる一手〕から着手し、定着まで責任を持ちます。

よくある更問い

最大のリスク(障害)は何ですか?どう対応しますか?


初昇格(主任・係長)で聞かれやすい追加質問(2つ)

初めて昇格面接を受ける主任・係長クラスの方は、上記の質問例10選でも対応できますが、「現場リーダーとしてどう動けるか」をより具体的に見られることがあります。

ここでは、その観点で聞かれやすい質問を2つ紹介します。

業務改善の経験はありますか?

💡 ポイント

大きな改革でなくかまいませんので、標準化・効率化・ミス削減などについて語る

✍️ 短い回答例

入力ミスが多かった業務で、チェック観点を標準化し手順を見える化しました。結果として手戻りが減り、処理時間を〔○分/○%〕短縮できました。

よくある更問い

一番工夫したポイントはどこですか?

自分なりにリーダーシップを発揮した経験はありますか?

💡 ポイント

役職の有無にかかわらず、「まとめ役」「推進役」として周囲を動かした経験を具体的に語る

✍️ 短い回答例

部門をまたぐタスクで優先順位が曖昧になり進捗が止まりかけたため、目的と期限を整理してタスクを分解し、担当と締切を合意しました。週1回の短い進捗確認を回し、遅れを出さず完了させました。

よくある更問い

周囲を動かすために、あなたが特に工夫したことは何ですか?


まとめ

ここまでご紹介してきたように、昇格面接で聞かれる質問はある程度パターン化できます。まずは質問例を押さえ、PREP法で短く話せる骨組みを作りましょう。

次に大事なのは、深掘り(更問い)でも話がぶれないことです。

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さらに、面接全体の流れや準備の進め方を確認しておくと安心です。

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